宝石

ルビーのステータスとは

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非加熱・ノンヒートとは

ルビーやサファイアのジュエリーを見てみると「非加熱」「ノンヒート」等と書かれているものがあります。原石の段階で黒っぽく赤みが足りないルビーも1600℃で熱することで赤さが増します。伝わりにくいイメージで申し訳ないのですがイメージで言うと加熱前がレーズンのような色でも加熱処理を施すことでフリーズドライのイチゴのように鮮やかになります。サファイアもはじめは乳白色のほんのり青白い原石ですが加熱すると見事に青く色付きます。こういった人の手が加えられた物より天然で初めから美しい物の方が希少価値が高いのはわかりやすい理屈かと思われます。ですので非加熱やノンヒートはお値段もやはり希少価値に沿う形となります。では加熱したものは天然ではない偽物かと言われるとそうでもありません。熱処理とはいわば宝石のエステであり、組成そのものを変更することではないのです。

含侵処理・ニューヒートとは

ルビーに細かい傷がたくさんあり白けて見える場合には整えるために傷にガラスを流し込み整える、含侵処理(がんしんしょり)、ニューヒートという処理を行う場合があります。含侵処理を施した場合価格はとってもお求め安くなります。希少価値はほとんどなく、大粒な物でも驚くほど値段が安いので偽物を疑う方も多いかと思われますが本物の傷を埋めた物なので本物の宝石です。もちろん成分の一部はガラスです。そして強い力の洗浄機などに入れるとガラスが流れ出て本来の傷が露出してしまう場合がありますので、含侵ルビーをお持ちの場合には汚れは布でふき取るようにしてください。宝石マニアの方やコレクターの方には嫌われる傾向が強い含侵ルビーですが大粒でインパクトのあるものが多いので、含侵だと理解してお手に取るのであれば何ら問題はありません。

人工ルビー

以前の記事でも触れましたがルビーは人工的に作ることができます。自然界では宝石は途方もない時間、過酷な環境等、様々な奇跡的要因が重なって宝石となります。その宝石の生成過程を科学の力で再現し、生み出したのが人工ルビーです。成分は天然と同じですので間違いなく本物です。ですがやはり希少価値は無いので価格は控えめです。人工的に生み出すので不純物も入らず、傷もムラも無くとても大きな宝石ができます。シンセチックサファイアやシンセチックルビーといわれることもあります。勘違いされがちですがプラスチックにルビー色を付けたり、UVで硬化するレジンとは違い、成分もコランダムですし、モース硬度も高いです。

ダブレット

ダブレットとは2つの宝石を張り合わせる技法を言います。例えば、ラピスラズリの上にルチルクオーツを張り合わせたものはラピスラズリの色の濃い青にクオーツの透明さと金のラインと青のコントラストが美しく、アンティークな雰囲気もありながらクールでスイートな素敵な宝石です。ですがルビーにダブレットという時、ほとんどの場合悪意をもって行われます。どういうことかというと、例えば宝石の上半分だけルビーをつかい、下半分は別な宝石を張り合わせるのです。こうすると横から見ると境目が見えるのですが、指輪にセットされたりして正面からしか見えなくなると非常にわかりにくくなります。つまり、大きな宝石だと偽るための技法となってしまうのです。ご注意ください。

まがい物があるのも人気の証拠

ルビーは加熱したり、張り合わせてみたり、人工生成してみたりと、その美しさに惚れた人々があらゆる情熱を用いて悩み、もがきながら、なんとしても手に入れようと試行錯誤した歴史のある宝石です。美しいルビーはきっと一目で心を奪い、情熱に火をつけ、野心に燃えさせてことでしょう。不思議な魅力とパワーを感じる美しい宝石ルビー。店頭やインターネットで見かけたら過去の偉人達の執念に想いを馳せ、その美しさを是非一度ご覧になってみてください。きっとルビーはあなたに微笑みかけてくれるように輝いているでしょう。

ルビー
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